[Level3について]
Level3 Communications 社(http://www.level3.com/)は米国でも大手の回線事業者(Tier1
というカテゴリに分類されます)の1つです。
Tier1とは最上位のISPで、自社で世界的なネットワーク(回線)を持っている存在です。
有名な所では「AT&T」、「Cogent Communications」、「Qwest」、「AOL」等があります。
数年前NTTコミュニケーションズに買収された「Verio」もTier1です。
NTTコミュニケーションズはVerio社や他の会社を傘下に収めた事でアジア有数のバックボーンを
構築しています。
中小のプロバイダはこの様なTier1から回線のトランジット契約(乗り継ぎという意味です)を
結んで、外部との接続を行ないます。
これは皆さんがプロバイダと契約している様に接続料(使用料)を払って回線を使わせてもらう
という形態です。
一方大手の通信事業者同士はピア契約(対等という意味です)を結び外部と接続します。
これはお互いの通信量が同程度である事を前提にお互いの回線を繋ぎ相手の通信を「中継」
してあげる事で本来かかる接続料(使用料)を相殺し、結果的にネットワーク(接続先)を
広げていく形態です。
Level3が有名になったのは2年以上前(確か2005年10月頃)にCogent Communications社との
相互接続を一時的に遮断する、という「荒業」を繰り出した時です。
これは弊社も含め日本のユーザが米国のサイトへ極端に接続しづらくなるという問題を
発生させました。
(当時のニュースを見るとCogent社の規模が大きくなってLevel3側がこのままピア契約で
続けると「割りに合わない」から接続料を払え、というのに端を発した事になっています。)
こういう事が起きると当事者(Level3やCogent)よりも、これらと接続する中小のプロバイダや
その回線を利用している一般ユーザに大きな影響が出てしまいます。
(今まで通っていた道が突然「通せんぼ」をかけられてしまう訳ですから。)
弊社でもこの時多くのお客様から数日に渡り「自宅・会社からサーバへ接続しずらいよー」と
お困りになられた声を聞き、迂回路とか無いか対応を行なっていました。
今後のインターネット、特に回線事業者の動向がどうなるか('A`)の頭では検討もつきません。
が、特定の回線に依存しない様なネットワーク環境の確保が必要と考えます。
(PIEでは特にアジア方面へのネットワーク接続を睨んで、Cogent・NTTコミュニケーションズ・
日本テレコムと複数の回線との接続を行なっています。)
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